Drink Me & Eat Me Online(Summer, 2023)

これは日本ルイス・キャロル協会のニューズレターThe Looking-Glass Letterを補完するために設けられたページで、会員以外には非公開です。

【会員のニュース】Members' Activities

■紙芝居上演会(10/15)の実演者募集
会員の高橋洋子さんが企画しているプーク人形劇場の「高橋五山の紙芝居上演会」(10/15)で、紙芝居の実演者を募集しています。紙芝居に興味がある方であれば、誰でも大歓迎とのこと。参加費は無料。詳細は下記リンク先で。
全甲社へリンク

■高知県立文学館「アリスの世界展―不思議な冒険の招待状―」開催
高知県立文学館(JR高知駅下車徒歩20分)で「アリスの世界展―不思議な冒険の招待状―」が7月8日〜9月18日に開催中です(観覧料:500円)。
ここで会員の高屋一成さんが大東文化大学の河野芳英氏と記念対談されました(7/30)。高屋さんは河野芳英氏と並んでこの展覧会の監修を務めており、展示の細部まで目を通しておられます。
 ◆記念対談へリンク
展覧会の詳細はリンク先で。
 ◆高知県立文学館へリンク
 ◆高知県立文学館(追加記事)へリンク
3Dトリック・アートと大きなフィギュアの様子がよく分かる動画がアップされました。
 ◆YouTubeへリンク
「高知さんさんテレビ」が館内の様子をアップしました。
 ◆高知さんさんテレビのYouTubeへリンク
「読売新聞オンライン」も、記事をアップしました。トリック・アートに描かれている、学芸員さんの横あたりの青い本は、背に『ルイス・キャロルの実像』と書いてあります。また、学芸員さんのヒザのあたりには、大正時代の『赤い鳥』と『金の船』、『少女の友』の表紙が並んでいます。こんな細かい芸は、関係者にしか分かりません! 原作『アリス』に通じる「内輪ネタ」で、学芸員さんが遊んでおられる感じがします。
 ◆読売新聞オンラインへリンク
「読売新聞オンライン」で続報記事をアップ。見出しに「ハンプティ・ダンプティと握手も」とありますが、塀の上のハンプティと握手するコーナーのほか、向かい合ったライオン&ユニコーンといっしょに写真に納まるコーナー、「モクバエ」などの不思議な昆虫を草原(くさはら)から見つけ出すコーナー…など色々なコーナーがあります。
 ◆読売新聞オンライン(続報記事)へリンク(リンク切れ)
「RKC高知放送」もビデオ・クリップをアップしました。
 ◆RKC高知放送へリンク(リンク切れ)
ミュージアムショップにて、会員の波々伯部広子さんたちのアリスの作家グッズが販売されているそうです。ミュージアムショップ部分は入館料不要とのこと。
また、高知県立文学館ニュース「藤並の森」6月号(vol.101)のp.1に高屋一成さんの随筆「一流の聞き手と児童文学の誕生〜『アリス』とリデル家の三姉妹」が載っています。また、p.2には「アリスの世界展」の概要が掲載されています。下記リンクからPDF版を見ることができます。
 ◆高知県立文学館ニュースへリンク

■矢澤康子さんが個展「ここ展9」開催
年会誌『MISCHMASCH』偶数号の表紙・カットを描いているcoco.こと矢澤康子さんが、7月1日〜31日まで〈ガレリア カフェ ユー〉にて個展を開催しました。
今回のタイトルは「三日月のキイノート」。新作イラストの原画や、絵本や雑貨などが展示されました。
7月23日(日)には在展イベント「あなたのアリスお描きします」が開催されました。
〈ガレリア カフェ ユー〉へリンク

【公演】Performance

■朗読『ものがたり劇場』【不思議の国のアリス】
パルテノン多摩(多摩市)でミュージシャンのROLLYの朗読による『ものがたり劇場』【不思議の国のアリス】があります。翻訳は河合祥一郎です。
2023年8月26日(土)15:00開演(14:30開場)
会場:小ホール
料金(全席指定・税込):5,000円
(三村明)
パルテノン多摩へリンク

【出版物】New Books and Old Books

■高山博『ビートルズ 創造の多面体』発刊
高山博『ビートルズ 創造の多面体』(アルテスパブリッシング、2,640円)が2022年11月に出版されました。このところビートルズ論の新しい波が来ている感がありますが、その中でも特に充実した一冊です。第6章「アートとサイケデリック――意識の拡大――」中「反逆のシュールレアリスム」(pp.202-208)でルイス・キャロルやナーサリー・ライムを彼らがどのように自分たちの作品に再構成していったかが論じられています。
(三村明)
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■イタリアから新しいアリス像のAlice in Wonderland出版
イタリアのイラストレーターPaolo Barbieriの挿絵になるAlice in Wonderlandのハードカバーが2022年9月に出版された(英文)。この挿絵に描かれているのはジーンズをはいた十代の少女。アリスはこれまで国や時代によってさまざまな姿が描かれてきたが、これはこれまででもっとも現代的なアリス像だろう。本文は約8,800語で、原作の三分の一程度に短縮されており、言葉遊びや歌や詩は削られているが、章は30に分けられてエピソードはもれなく盛り込まれ、それに対応した挿絵が添えられている。全体は118ページで、本文、カラー挿絵、本文、ペンシル画挿絵と、1ページごとに交互に配置されている。カラー挿絵は30ページ(1ページ大で、内6ページは左側の本文の背景にまでかかる見開き)、ペンシル画挿絵は29ページ。カラーの挿絵は隅から隅まで眺めて楽しめる魅力的な作品だ。本文の前には巻頭詩の第1聯と最後の聯が掲載されている。
(佐藤正明)
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■星野之宣「アリス」
星野之宣の「アリス」が『イワン・デジャビュの一日』(1988年11月15日発行 集英社、2012年8月30日発行 小学館)に収録されています。他の収録作品は「落雷」、「海の牙」、「暁の狩人」です。「アリス」はコミックトムで1985年8月号〜10月号で最初に発表されています。一見関連性のない作品群のように思えますが、『イワン・デジャビュの一日』のあとがきで星野之宣は『「落雷」も「アリス」も「イワン―」も、一貫してSFだと信じて描いてきました。』と書いています。夢野書店さんで教えていただかなければ、この本のことを知ることはできませんでした。専門店の情報量のすごさに頭が下がります。
(門馬義幸)
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【催し】Events

■カフェ・ユー「アリスの国の不思議なお食事会」
文京区のガレリア カフェ ユーで今年も「アリスの国の不思議なお食事会」が開催されました。

詳細は以下のサイトで。
ガレリア カフェ ユーへリンク
なお、昨年の協会のクリスマス・パーティはこのガレリア カフェ ユーで開催しました。

■古本市『BOOK DAY とやま駅』
6月10日、JR富山駅で古本市『BOOK DAY とやま駅』が開催されました。主催は富山市、富山県古書籍商組合です。小規模な古本市でしたが、50年前に発行された沢渡朔『Alice 少女アリス』(河出書房新社 1973年)、沢渡朔『海から来た少女』(河出書房新社 1979年)、瀧口修造、中江嘉男、上野紀子『紐育の国のアリス』(河出書房新社 1975年)が並んでいました。価格はいずれも1万円を超えていましたが、アリス関係の貴重本がこれだけ揃う古本市はなかなかありません。「舟崎克彦 アリスの旅」が掲載されている月刊絵本2月号(すばる書房 1979年)も600円で販売されていました。富山あなどれないです。
(門馬義幸)

■富山美術館「生誕120年 棟方志功展」
富山県美術館の「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」(5月21日まで)を見てきました。棟方志功装画本の展示では楠山正雄「鏡の國−アリス物語」(1933年1月)が展示されていました。
(門馬義幸)

■着物の決算市でアリス地紋
富山県の「きものブティック あおき」で7月7日〜9日まで年に一度の決算市を開催。<決算市 西原>では「アリスの地紋」のオリジナルきものもありました。
(門馬義幸)

■京成バラ園イベント続報
ニューズレターNo.159でお知らせした「やちよ京成バラ園」の続報です。京成バラ園で開催の春イベント「ノッキング オン スプリング」(6月11日まで)中で、新エリア「アリスフォレスト」に『不思議の国のアリス』の世界観を味わえるバラ園初の自走式ライド系アトラクション「アリスツアーズ」が誕生。その第1弾は「マッドハッターのお茶会と森のマンドレイク」。ゲストは、「マッドハッターの帽子店」の専属ドライバーが運転する「英国風レトロカー」(電動足こぎ4輪)に乗車し「不思議な森の冒険」に向かいます。ドライバーを手伝い一緒に足漕ぎするもよし、ドライバーに漕ぐのを任せて森の秘密を解き明かすもよし、かわいくてヘンテコでハチャメチャで不思議な旅の扉が開かれます! アリスツアーズは1車両3名まで乗車でき、料金は1名1,200円。乗車可能時間は11:00〜15:30。
(門馬義幸)
京成バラ園を運営する京成バラ園芸(株)ではネット通販で「ルイス キャロル 6号」という品種のバラを販売しました。5,200円のところを、期間限定セール価格は4,160円。「赤いロゼット咲きの小中輪花が房で咲きます。ダマスクにハーブの強香があり、小中輪でこれだけ香りのよいバラは数少ないです。」とのこと。(販売は終了した模様です)
(栗田研)

■東京ディズニーランド40周年イベントのパレードにアリスも登場
東京ディズニーリゾートのディズニーランド40周年イベント(2023/4/15〜2024/3/31)の一環で、デイタイムパレード〈ハーモニー・イン・カラー〉が開催され、『ふしぎの国のアリス』のアリスやダム&ディーも登場している。
(竹田洋子)

■ディズニー・アニメーションのイマーシブ・エクスペリエンス開催中
森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)で、ディズニー100周年記念の体験型イベント「イマーシブ・エクスペリエンス」を8月31日まで開催中。ディズニー・アニメーションの世界を映像と音楽で体験できます。ふしぎの国のアリスも登場します。体験時間60分の完全入れ替え制で、チケットは事前予約制(日時指定)。
(竹田藍)
ディズニー・アニメーションのサイトへリンク

■文房堂でアリスグッズフェア
神田神保町の文房堂で『不思議の国のアリス』グッズフェアを開催。ペンやクリアーホルダーからメガネホルダーまで様々な雑貨が1階入り口付近で販売されていました。
(門馬義幸)
文房堂神田店へリンク

■小田急新宿店の英国展
小田急新宿店で4月26日から5月1日まで英国展を開催。アリスのミニチュア(11,000円)や『不思議の国のアリス』の本の挿絵を切り取り、パネルにしたもの(3万6千円)などもありました。
(門馬義幸)

【映像】Visual Media

■木村和平氏の「不思議の国のアリス症候群」について放送
写真家・木村和平氏が、自己の抱えている「不思議の国のアリス症候群」の感覚を作品として残そうとしている実験が、TOKYO MX1の「POST-FAKE/KAZUHEI KIMURA」で7月5日に放送された。
(佐藤正明)
関連サイト

【その他】Others

■明治ブルガリアヨーグルトがディズニーとタイアップしたパッケージを展開
明治ブルガリアヨーグルトがウォルト・ディズニー・ジャパン100周年記念タイアップで、25アイテム全113種類を期間限定コラボパッケージで4月より展開中。「ふしぎの国のアリス」のパッケージもあります。
(竹田洋子)

明治ブルガリアヨーグルトへリンク
動画情報はこちら

■Disney Characters ラバマスグミ
バンダイのキャンディ事業部からディズニーキャラクターズのラバーマスコット付きグミが5月15日より発売中。グミキャンディは28g。ラバーマスコットは全12種で、いずれか1種がランダム封入されています。メーカー希望小売価格330円。
(竹田藍)
バンダイへリンク

■サランラップ ディズニー100年記念
アリスやアナ雪、ミッキーなど100周年を飾る色々なキャラクターがサランラップの箱に描かれています。イオン等で販売中。
(竹田洋子)

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