Drink Me & Eat Me Online(Autumn, 2016)

これは日本ルイス・キャロル協会のニューズレターThe Looking-Glass Letterを補完するために設けられたページで、会員以外には非公開です。

【会員のニュース】Members’ Activities

■結城英雄・夏目康子編著『アイリッシュ・アメリカンの文化を読む』が水声社より7月7日に刊行されました。アメリカにおけるアイルランド人の文化における影響を、ケネディ家、オスカー・ワイルド、『風とともに去りぬ』『ハックルベリー・フィン』『ダイ・ハード』などいろいろな側面から論じています。

■会員で洋画家の半那裕子さんが「第84回独立展」で今年もアリスの絵を出展した。国立新美術館で10月12日〜24日まで。

■ケイト・ウィルヘルム初期傑作選『翼のジェニー』(アトリエサード、2,592円)が10月11日に発売されたが、その表題作を佐藤正明が翻訳している。
http://athird.cart.fc2.com/ca9/173/

【書籍】Books

■新井潤美『魅惑のヴィクトリア朝――アリスとホームズの英国文化』(NHK出版新書、799円)は現在のイギリスの原点ともいえるヴィクトリア朝についての一冊。『アリス』『ホームズ』についても、それぞれ一章を割いている。
https://www.amazon.co.jp/dp/4140884940/
(木下信一)

■Abigail Larson, Alice's Wonderfilled Adventures: A Curious Coloring Book for Adults (Impact)。アリスの塗り絵は数多く出版されている。この本は大人のためのすこし変わった塗り絵本で、アリスはちょっとコケティッシュ。イラストレーター、ラーソンのペンによる約70点の絵が収められている。ページ片面にしか印刷されていないのも親切。
https://www.amazon.co.jp/dp/1440346682/
(佐藤正明)

■北見隆『本の国のアリス〜存在しない書物を求めて』(アトリエサード、2,970円)。本の形をした“ブック・アート”の作品集で、アリスをモチーフにした作品を多数収載。この出版に合わせて、南青山の画廊スペースユイで9月1日〜10日に、北見隆のアリスに因んだ絵画、版画等を展示した。
https://www.amazon.co.jp/dp/4883752356/
(大國英子)

■集英社文庫の〈ポケットマスターピース〉で第11巻『ルイス・キャロル』(鴻巣友季子編、芦田川祐子訳、1,404円)が発刊された。収録作品は『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』『子ども部屋のアリス』『シルヴィーとブルーノ 抄』『シルヴィーとブルーノ 完結篇 抄』『驚異的写真術』『運命の杖』の7作品。巻頭の口絵の構成は木下信一さんが担当している。《再掲》
https://www.amazon.co.jp/dp/4087610446/

【映像】Visual Media

■ディズニーの『ふしぎの国のアリス』と『アリス・イン・ワンダーランド』がMovie Nex(BD+DVD+デジタルコピー)の形で11月2日に発売。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01K39S4UU/
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01K39S4XC/
(木下信一)

■映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のブルーレイ・DVDが11月2日発売で、予約開始。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド]』のほか、ブルーレイ3D版やプレミアムグッズ付きのものなど全部で6種類。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01LATCH1O/
(木下信一)

【催し】Events

■大阪大学中之島センターで9月3日、『不思議の国のアリス』のA Mad Tea-Partyを題材にした講座「アリスのことば学:無茶会の無茶ぶり(Handai-Asahi中之島塾)」が開催された。講師は沖田知子さん(大阪大学大学院言語文化研究科教授)。《再掲》
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/events/2016/6958
(木下信一)

■写真展「ジュリア・マーガレット・キャメロン展」が三菱一号館美術館にて7月2日〜9月19日まで開催された。キャメロンと同時代の写真家としてキャロルも取り上げられ、彼が撮影したエクシー・キッチンの写真も展示されていた。
http://mimt.jp/cameron/
(木下信一)

■「ダリ展」が国立新美術館で始まりました。『不思議の国のアリス』(1969年)も、口絵を含む13枚すべてが展示されています。見ごたえがあります。12月12日まで。
http://salvador-dali.jp/
(門馬義幸)

【ウェブ】Web

■MERYというサイトで『不思議の国のアリス』に関するまとめを集めています。アリスをモチーフにした雑貨やお店、服、スイーツ、アクセサリーなどのまとめを約90件紹介しています。
http://mery.jp/tag/5093
(門馬義幸)

【その他】Other

■昨年、赤塚不二夫生誕 80 周年記念でアニメ化した『おそ松さん』のスマホ用アプリ「おそ松さんのへそくりウォーズ」というゲーム内で、『ニートの国のおそ松』という『アリス』のパロディがされています。アリスはブルードレスではなくピンク(赤?)ですが、それはキャラクターカラーに合わせての彩色ではないかと。
(鳥集あすか)

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