2023年度事業詳細
❖ニューズレターThe Looking-Glass Letter No.162(Winter, 2024)の発行
ニューズレターWinter号が12/28に発行されました。
内容:行事スケジュール(1月例会、2月読書会、3月例会);会費納入のお願い;9月例会報告;第28回大会報告;情報欄 Drink me & Eat me;総会報告:エドワード・ウェイクリング氏の死を悼む;紙面変更に関するお知らせ
同封物:ミッシュマッシュ第26号の原稿募集について、会費振込取扱票
❖クリスマス・パーティの報告
以下の通りクリスマス・パーティを開催しました。
日時:12月9日(土)15:00-18:00
会場:Galleria Caffé U_U(ガレリア カフェ ユー)
(文京区大塚3-5-4-B1F、電話 03-3944-2356)
アクセス:地下鉄丸ノ内線「茗荷谷(みょうがだに)」駅下車。
1番出口から出て横断歩道を渡り、左方向に春日通りに沿って徒歩5分。
「大塚二丁目」のバス停を過ぎてすぐ右手のビルのB1F。
(お茶の水女子大の門の真向かいのビル)

会費:5,000円
参加者:12名
Party企画:「アリスの物語に潜む名言・迷言を探す」
『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』にはアリスと登場人物の会話の中にさまざまな名言・迷言が潜んでいます。その中で特に参加者が気に入った言葉を披露してもらいました。楽しい名言・迷言や新しい解釈でパーティは盛り上がりました。
❖第28回大会の報告
以下の通り第28回大会を開催しました。
日時:10月28日(土)10:20〜17:20
会場:タワーホール船堀 3階307会議室 (オンラインとの並行開催)
内容:
- 口頭発表5件(6名)
- 総会
- 講演:滝口智子「不思議の国のクリスティナ ― ロックなロセッティ家の末娘」
- 懇親会:タワーホール船堀1階「キリンシティ」(会費:5,000円)
参加者:19名(内、オンライン参加者6名)
大会プログラムはこちら
口頭発表のハンドアウト:掲示は終了しました。
❖年会誌『ミッシュマッシュ』の発行
年会誌『ミッシュマッシュ』第25号が発行されました。
第25号目次へリンク
❖9月例会の報告
以下の通り9月例会を開催しました。
日時:9月30日(土)13:30〜16:15
会場:タワーホール船堀 3階306会議室 (オンラインとの並行開催)
発表者:橋本彩乃
題目:『完全版 アリス物語』が生まれるまで
The birth story of "Complete Edition Alice Monogatari”
内容:『芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語』の担当編集の立場から、本書がどのように「完全版」となったかをお話しさせていただきます。企画のはじまりから編集過程を辿りながら、訳補・注解の澤西祐典さんにご尽力いただいた内容はもとより、デザインや造本などのビジュアル面についても資料画像をまじえてお話しいたします。
参加者:13名(内、オンライン参加 3名)
❖ティー・パーティ開催の報告
以下の通りティー・パーティを開催しました。
日時:7月8日(土)13:30〜16:15
会場:タワーホール船堀 3階306会議室(対面とオンラインの並行開催)
会費:1,000円(対面参加者のみ。お茶とお菓子を用意しました。オンライン参加者は無料)
参加者:12名(内、オンライン参加2名)
【パーティの実施概要】
Party企画1:「戯曲マッド・ティーパーティの朗読会」
2018年のティー・パーティで実施して好評だった、ひとつの作品を参加者で交互に読む朗読会を開催しました。
今回取り上げた作品は、『不思議の国アリス』の第7章「マッド・ティーパーティ」を戯曲化したものです(佐藤正明 翻訳・脚色)。
参加者全員に当日受付で翻訳台本が渡され、開幕直前に自分の役名を書いたカードが配られました。
そして(衣装係苦心の作の)それぞれの役の顔パネルをつけて、交互に自分の台詞を読みました(ダブルキャストで途中交代しています)。
オンライン参加の方は画面越しに朗読の調子を合わせるのがむずかしいので、観客になっていただきました(台本はメールで事前配布)。
顔パネル(顔が出せるお面のようなもの)をつけてマッド・ティーパーティの台詞を言う姿は、観客だけでなく演者にも大好評でした。
残念ながらここでは朗読の様子を記録した写真をお見せ出来ませんが、ニューズレター掲載をお楽しみに。
Party企画2:「あなたの好きな児童文学の女性キャラは?」
朗読会のあとは、おいしいお茶とお菓子を堪能しながら、自分の好きな児童文学の女性キャラクターについて熱く語っていただきました。
パーティで期待以上に盛り上がった熱は冷めることなく、閉会後に有志で開いた懇親会でも会話が弾んで、歓談は3時間に及びました。
❖5月例会の報告
以下の通り5月例会を開催しました。
日時:5月27日(土)13:30〜16:15
会場:タワーホール船堀 4階403会議室(オンラインとの並行開催)
発表者:戸苅康子
題目:舞台で表現されるアリスの物語 Alice on Stage
内容:過去に観劇した舞台(芝居・ミュージカル・バレエ・オペラ)から「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」に関する演目をピックアップし、2つのアリスの使われ方についての傾向と、舞台の魅力を考察する。
参加者:10名(内、オンライン参加2名)
❖3月例会報告
以下の通り3月例会を開催しました。
日時:3月25日(土)13:30〜17:00
形式:オンラインのみ(Zoom)
発表者:鳥集あすか Asuka TORITAMARI
題目:Alice in 貸本の世界
内容:戦後日本で出版された貸本漫画に描かれた『アリス』を通して、どのように『アリス』の物語が描かれているのかを読み解いていく。
参加者:16名
❖1月例会報告
以下の通り1月例会を開催しました。
日時:1月28日(土)13:30〜16:15
会場:タワーホール船堀
オンラインとの並行開催です。
発表者:大城望 Nozomi OSHIRO
題目:『虚無への供物』にみる『アリス』の影響
Subject:Inspiration from Alice for Offering to Nothingness
内容:日本三大奇書の一つ、中井英夫の『虚無への供物』には、アリスからの影響が多く見られる。『虚無への供物』の内容を紹介するとともに作中におけるアリスの影響を分析し、また、著者がどのようにアリス及びキャロルを受容していたかを考察する。
参加者:12名(内、オンライン参加4名)