Drink Me & Eat Me Online(Winter, 2012)

これは日本ルイス・キャロル協会のニューズレターThe Looking-Glass Letterを補完するために設けられたページで、会員以外には非公開です。

【会員のニュース】Members' Activities

■宮垣弘さんが野口慊三さんと共著で『「意識の宇宙」のアリス』(アーバンプロ出版センター、1,890 円)を上梓。チェシャー猫(野口)とアリス(宮垣)による霊的世界についての問答集。著者解説は以下に。
http://www.alice-it.com/syohyo/ishikinoucyuunoalice.html

■ブラジル・ルイス・キャロル協会会長で当協会の会員でもあるAdriana Pelianoさんがブラジル版手書きの『地下の国のアリス』Alice's Adventures under Groundを出版。YouTubeで画像が紹介されている。
http://www.youtube.com/watch?v=q5jQm6yxxvo
(木場田由利子)

■木下信一さん訳の上方落語風『不思議の国のアリス』をテクストに使った、ヤマハの音声合成技術ボーカロイドによるアリスの朗読がニコニコ動画にアップされている。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15796293
元のテクストは以下のサイトに掲載。
http://www.hp-alice.com/lcj/honyaku/yaku_index.html

【書籍】Books

■祥伝社のムック『ムチャチャ←→あちゃちゅむ2011Autumn&Winter』(1,890円、10月15日発売)付録の特大トートバッグには「女とウサギ」、「ねこと女」が描かれている。「女とウサギ」の絵では、金髪の少女が草原で白ウサギを抱きかかえ、後ろにはデイジーらしき花も描かれているので、『アリス』をモチーフにしていると思われる。
(夏目康子)

■ニコラス・ブレイク『ワンダーランドの悪意』Malice in Wonderland(論創社、2,100円)の翻訳が、発表から71年を経てついに出た。『不思議の国のアリス』をモチーフにしたミステリ。『野獣死すべし』の私立探偵ストレンジウェイズがいたずら犯"いかれ帽子屋"を追う。
(佐藤正明)

■山形浩生訳『不思議の国のアリス』が文庫化(カズモトトモミ画、文春文庫、560円)。2012年1月4日発売。
(木下信一)

【映像】Movies

■Royal Opera Houseバレエ公演Alices Adventures in WonderlandがDVDとブルーレイで発売になった。ともにAll Regions。
http://www.amazon.co.jp/dp/B005LVEFTA/
http://www.amazon.co.jp/dp/B005LVEFU4/
YouTube でも一部を見ることができる。
(リンク切れ)
(和泉佑佳)

【催し】Events

■「ヴィクトリア朝の子どもの本:イングラムコレクションより」が国立国会図書館国際子ども図書館(東京上野)で10月5日〜12月25日に開催された。19世紀に生まれた多様なジャンルの作品約60点を展示。近代イギリス児童文学の成立過程を辿り、ヴィクトリア朝を彩った子どもの本の魅力を紹介。(記事再掲)
http://www.kodomo.go.jp/event/exhibition/tenji2011-03.html
(森万紀子)

■アリスをテーマとした展示会「"Curiouser, curiouser…"〜不思議な世界からの招待状〜」がアートフォーラムワンズ自由が丘で11月23日〜27日に開催された。イラストやフェイクスイーツ、ディスプレイや造形などさまざまな方法で『不思議の国のアリス』の世界を表現。
http://www.ones-jiyugaoka.com
(門馬義幸)

■英国の国立近現代美術館テート・リバプールで『不思議の国のアリス展』を開催中(2011年11月4日〜2012年1月29日)。アリス物語が視覚芸術に与えた影響に焦点を当てる、とのこと。キャロルの挿絵原画も出品。英国旅行を計画されている方は必見です。遠くて行けない方はサイトでどうぞ。
http://www.tate.org.uk/liverpool/exhibitions/aliceinwonderland/default.shtm
(中島俊郎)

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