Drink Me & Eat Me Online(Spring, 2016)

これは日本ルイス・キャロル協会のニューズレターThe Looking-Glass Letterを補完するために設けら れたページで、会員以外には非公開です。

【会員のニュース】Member's Activity

Close Encounters of the Snarkian Kind: A Portmanteau Inspired by Lewis Carroll's The Hunting of the Snark (Evertype). 海外会員のByron Sewell氏が出版した本です。イラストも担当しています。前書きで編集者のMichael Everson氏が"The reader will find numerous allusions to other famous modern-day Carrollians in many of his stories" と述べており、楠本君恵氏も登場人物の一人です。
http://www.amazon.co.jp/dp/178201134X/
(門馬義幸)

【書籍】Books

■左巻健男・浮田裕編著『大人が知っておきたい物理の常識 磁石を半分に割ると磁極はどうなるか? 変圧器はどうやって電圧を変えている?』(サイエンス・アイ新書、1,080円)。図解・章扉がアリスと白兎(一部ハンプティ・ダンプティ)。
http://www.amazon.co.jp/dp/4797363711/
(木下信一)

■飯沢耕太郎/イラストKYOTARO『きのこの国のアリス』(ステュディオ・パラボリカ、2,376円)。キノコマニア飯沢耕太郎と KYOTAROのコラボ。『不思議の国』や『鏡の国』のワクワクする冒険はもう過去のこと。すっかり退屈してしまった今のアリスのその後のお 話。鉛筆によるドローイングで描かれた、きのこの国とちょっと大人のアリス。キノコマニア飯沢耕太郎氏が描くキノコ図鑑も掲載。キノコの解 説&イラスト約40点。
(木下信一)

■サイモン・ガーフィールド『手紙 その消えゆく世界をたどる旅』(杉田七重訳、柏書房、3,024円)。手紙に関する文化史で、その第11 章「完璧な手紙の書き方 その三」にキャロルの作った切手セットと手紙読本についての解説がある。
http://www.amazon.co.jp/dp/4760146423/
(木下信一)

■桜井俊彰『消えたイングランド王国』(集英社新書、821円)。七王国時代から統一されたイングランド王国、その統一以降からノルマン人の 征服までを書いた本です。『不思議の国のアリス』第3章でネズミが話す「無味乾燥な話」に出てくるエドガー王子の行動が記されています。ま た、エドウィンとモーカー、スティガンドも登場します。
http://www.amazon.co.jp/dp/4087208141/
(木下信一)

■都甲幸治他『きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド』(立東舎、1,620円)。「ルイス・キャロルが気になる人に」の 章は都甲幸治・武田将明・藤井光の鼎談。キャロルから派生して獄本野ばら、アンジェラ・カーター、スティーヴン・ミルハウザー等へ話が広がり ます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4845627493/
(木下信一)

■ルイス・キャロル『ルイス・キャロルのユークリッド論』(細井勉訳注、日本評論社、2,916円)。キャロルの3つの作品を1冊にまとめた もの。第1部『ユークリッドの原論I、II』はユークリッドの作品のキャロルによる翻訳、第2部『ユークリッドの原論V』はユークリッドの作 品をキャロルが現代流にアレンジしたもの、第3部『数学の楽しみ(平行線の新理論)』はキャロルのオリジナルのものです。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784535798021?us=fav&um=email&uc=FavUpd
(木下信一、笠井勝子)

■『Disney Alice in Wonderland Special Book』(宝島社ブランドムック、1,760円)。ディズニーのアリスを特集した一冊。アリスの貴重なイラストやデッサン、あなたのアリス度診断のほ か、アリスの最新グッズの紹介も。人気ブランド「AG by aquagirl」プロデュースのバッグ付き。
http://tkj.jp/book/?cd=62499601
(木下信一、門馬義幸)

■Lindsay Smith, Lewis Carroll: Photography on the Move (Reaktion Books)。写真家としてのキャロルを論じた新刊。
http://www.amazon.co.jp/dp/1780235194/
(木下信一)

■J. T. Holden, Alice in Verse: The Lost Rhymes of Wonderland (Candleshoe Books)。新作19編の「失われた詩」によってもういちど不思議の国を巡る詩集。Andrew Johnsonによる35の挿絵もすてきです。
http://www.amazon.co.jp/dp/0982508999/
(佐藤正明)

【雑誌】Magazines

■雑誌『飛ぶ教室』44号、2016年冬(光村図書出版、1,080円)で、『ふしぎの国のアリス』から、詩を含んだ一部分を金原編集長自ら 3パターンに訳し分けています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4895289508/
(木下信一)

■『CREA』2016年2月号(文芸春秋社、780円)特集:大人の少年少女文学。好きな作品50の中で『不思議の国のアリス』は第4位。 雑誌の随所で取り上げられています。監修は川端有子さんです。
http://crea.bunshun.jp/articles/-/9379
(木下信一、門馬義幸)

■医学雑誌 European Journal of Internal Medicine, April, 2016に医師の高木寿人氏が“Aliceology: Alice in literature-land”と題する記事を投稿しました。内容は2001年1月以降に医学雑誌に掲載さ れた「アリス」に言及した論文を医学データベースPubMedで検索した結果で、166件あったそうです。
http://www.ejinme.com/article/S0953-6205%2815%2900430-6/abstract

【映像】Visual Media

■前号本欄で紹介した人形アニメ映画『アリス・イン・ドリームランド』関連の情報です。
●清水真理作品集『Wachtraum(ヴァハトラウム)〜白昼夢〜』(発行:アトリエサード/発売:書苑新社、2,970円)。
●清水真理作品集出版記念個展「Wachtraum〜白昼夢〜」。銀座のスパンアートギャラリーで1月23日〜2月2日に開催。映画『アリ ス・イン・ドリームランド』に登場する人形と小道具など約40体を展示。1月30日にはスペシャルイベント 映画監督蜂須賀健太郎×清水真理 トークショー&サイン会が開催された。
●『アリス・イン・ドリームランド』(ポニーキャニオン)のBlu-ray とDVDが発売された。Blu-ray数量限定版、DVD数量限定版、通常版の3種。
http://www.amazon.co.jp /dp/B01B3IKD7W/(通常版)
(門馬義幸、木下信一)

■3月5日のTBSテレビ『世界ふしぎ発見!』は「インド洋の秘島から大追跡! モーリシャスと日本を結ぶ幻の宝物」を放送。ドードー研究と 日本のかかわりが紹介されました。
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/bknm/20160305/p_1.html
(和泉佑佳)

■NASAがチャンドラX線観測衛星によって発見した銀河群に「The Cheshire Cat」というニックネームをつけました。インターネットで写真を見て納得してください。
http://buzzap.jp/news/20151126-cheshire-cat-galaxy-group/
(木下信一)

【催し】Events

■劇団スイセイ・ミュージカルによるミュージカル『ALICE』が6月7日〜7月22日まで全国8会場で公演を行う。主役のアリスには misono、帽子屋はダイヤモンド・ユカイとジェームス小野田(米米CLUB)のダブルキャスト。詳細は公式ホームページで。
http://alice.suisei-m.jp

■東京・高円寺のギャラリーRにて2月16日〜21日まで『不思議の国のアリス』をテーマにした大人数の展示会「PICOアリス展4」が開催 された。
http://gallery-r.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/pico-b6f3.html
(門馬義幸)

■十三藝術市民大学サブカルメディア学部「幻想映画と文学」第12回「アリスの穴へ(キャロル)」が3月17日に開催された。講師は学部長の 浅尾典彦氏。
http://www.theater-seven.com/2016/event_160317.html
(木下信一)

【その他】Others

■ロッテは『不思議の国のアリス』をモチーフにした「不思議の国のチョコパイ」の第1弾ロイヤルミルクティー味を2月23日に発売。第2弾は 6月に発売。
http://lotte-chocopie.com/royal_milktea/
(木下信一、門馬義幸)

■「一番くじ ふしぎの国のアリス」(ディズニー版) 2月27日より発売。いろいろなアリス・グッズが当たります。1回620円。
http://www.bpnavi.jp/kuji/item/1437
(大西小生)

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