Drink Me & Eat Me Online(Summer, 2019)

これは日本ルイス・キャロル協会のニューズレターThe Looking-Glass Letterを補完するために設けられたページで、会員以外には非公開です。

【会員のニュース】Members’ Activities

The Hunting of the Snark (The Cheshire Cat Press, 2018) Limited Edition of 42 signed and numbered copies
・Twelve Illustrations by Byron Sewell
・Introduction by Edward Wakeling
・Printing by George Walker and Andy Malcolm
Sewell氏は1974年にも『スナーク狩り』の挿絵を描いています。Wakeling氏によるIntroductionもこの本を理解するための一助となるでしょう。この限定本(42冊)の作成に関わったMalcolm氏、Sewell氏、Wakeling氏は日本ルイス・キャロル協会会員です。
(門馬義幸)

■洋画家・半那裕子さんが、東京都美術館で5月29日〜6月4日開催の「第73回 女流画家協会展」に出展した。今回の作品は「星降る夜に」。流れ星が流れる星空を背景に、水辺でアリスとグリフォンと骨のモックタートルが集っている。
http://www.joryugakakyokai.com/
(佐藤正明)

■川端有子『写真家ジュリア・マーガレット・キャメロン』(玉川大学出版部、3,564円)。ヴィクトリア朝の写真家ジュリア・マーガレット・キャメロンの生涯と仕事を時代背景と共に解説した一冊です。写真作品を多数掲載し、彼女が撮影した二十歳のアリス・リデルの写真やルイス・キャロルへの言及もあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4472405687/
http://www.tamagawa-up.jp/book/b455337.html
(佐藤正明)

■川端有子『図説 ヴィクトリア朝の女性と暮らし: ワーキング・クラスの人びと』(河出書房新社 ふくろうの本、1,944円)。ヴィクトリア朝文化の陰には、貧困や疫病に苦しみ、学校に行きたいと願いながら過酷な労働を担い、その困難のなかから、いまに至る英国文化を築いた女性たちがいた。
https://www.amazon.co.jp/dp/4309762824/
(佐藤正明)

■画廊カフェ「ガレリア カフェ ユー」(7月中旬に茗荷谷から大塚三丁目に移転した新店舗)でcoco.さんの企画展「星ものがたりの国のアリス展」を開催。店とコラボの「12星座のアリスのハーブティ」新発表とその原画展示。会期は7/18〜8/20。7/20には、協会の2017年3月例会でも好評だった「あなたのアリスお描きします」のイベントも開かれた。
https://cococlover.jimdo.com/
https://cafe.u-u.cc/
(門馬義幸)

■夏目康子さんが日本翻訳協会で9月4日(水)開かれる「絵本The Snowmanから英語教科書を作るまで」セミナーで講演します。Raymond Briggs 原作の絵本The Snowmanがどのようにビデオ付き英語教材になり活用されているかを、講師の体験談を交え詳しく講義します。日本翻訳協会の吉祥寺の教室またはオンラインで参加できます。
http://www.jta-net.or.jp/seminar_190904.html
(佐藤正明)

■2018年の研究大会で発表された「人間巨大化の150年史〜Attack of the Alice not a mile high〜」(佐藤正明)が『宇宙気流』第92号(SFM同好会、2019年7月)に掲載された。図版はカラー。

【出版物】Publications

■北米ルイス・キャロル協会創設メンバーのEdward Guiliano氏によるキャロルの研究書Lewis Carroll: Worlds of His Alices (Edward Everett Root)が4月に出版されました。
https://www.amazon.co.jp/dp/1912224801/
(August Imholtz)

■カラー名作 少年少女世界の文学「ふしぎの国のアリス」(小学館、藤原一生/文、矢車凉/画、1978年)が電子出版(Kindle版、324円)で復刻された。カラーイラストも再現されている。
https://www.amazon.co.jp/dp/B074YYHKJW/
(佐藤正明)

■小林泰三『アリス殺し』(創元推理文庫、799円)。複数の人間が夢で共有する〈不思議の国〉で次々起きる異様な殺人と、現実世界で起きる不審死の真相とは。2013年に創元クライム・クラブとして出た本格ミステリが文庫化された。
https://www.amazon.co.jp/dp/4488420141/
(夏目康子)

■国立国会図書館月報2019年4月号のpp.1-3に「Alice's adventures in Wonderland ――アリスという愛らしい少女像のはじまり」(藤ア理恵子)が掲載されています。図書館所蔵の1868年版を中心にした原書の内容の紹介です。参考文献に『ルイス・キャロル小事典』や石毛雅章さん訳の『アリスとテニエル』が挙がっています。(再掲)
https://www.ndl.go.jp/jp/publication/geppo/index.html
(佐藤千夏)

【映像】Visual Media

■料理バラエティ番組「極上!スイーツマジック」(NHKBSプレミアム)が6/25(再放送7/2、7/9)に取り上げたのは「不思議がいっぱい!アリスのティータイム」。「不思議の国のアリス」に魅せられた二人のシェフが、不思議が詰まったお菓子を考案。
https://www4.nhk.or.jp/P4326/x/2019-06-25/10/31360/2657041/
(佐藤正明)

■日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース 恐怖症スペシャル」(5/21)で「不思議の国のアリス症候群」が取り上げられました。自分の体の一部や相手の顔が大きく見えたり、部屋の壁などが遠ざかって見えたりする症状。わたしも小学生の頃になったことがあります。
http://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20190521_01.html
(佐藤正明)

【アパレル】Fashion

■竹田洋子さんより、以下の三点のアパレルに関する情報をいただきました。
1.ファッションブランドZARA よりディズニーコラボ T シャツが発売されています。『不思議の国のアリス』はアリス全面のものと、白うさぎの2種類です。他シンデレラ、白雪姫もあります。
2.ディズニーリゾート(ディズニーランドおよびシー)でアリスのT シャツが販売になりました。
3.先日、原宿表参道に参りましたが、竹下通りにTOALICE と言うブランドのアパレルの店を発見しました。ロリータファッションの店です。
(竹田洋子)

【催し】Events

■「アリス展2019」が東京・自由が丘のアーツ・ラボで5/2〜5/6に開催されました。さまざまな作家が“アリス”と言うキーワードから自由にイメージしたオリジナルの作品を展示。
https://artslabo.net/event/
(門馬義幸)

■企画展「アリスの時間旅行〜砂と絵本、山本容子の原画の世界〜」 会期:7/13(土)〜8/25(日)
群馬県・富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館にて『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の挿し絵展を開催。テニエル、ラッカムの作品のほか、山本容子の原画やエミュレヌエットによる砂絵や映像作品などを展示。
https://www.gunlabo.net/event/event.shtml?id=3317
(門馬義幸、佐藤正明)

■「不思議の国のアリス展」が神戸を皮切りに松本、横浜、福岡、静岡、名古屋、新潟と全国7会場を巡回中。松本会場と横浜会場の詳細が公表された。
★松本会場【会場:松本市美術館】
2019年7月13日(土)〜9月8日(日)
※月曜日(祝日の場合はその翌日)は休館。但し8月は無休。
★横浜会場【会場:そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店6階)】
2019年9月21日(土)〜11月17日(日)
※会期中無休。
http://www.alice2019-20.jp

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