これは日本ルイス・キャロル協会のニューズレターThe Looking-Glass Letterを補完するために設けられたページで、会員以外には非公開です。
■夏目康子さんのオンライン講座「ルイス・キャロルの言語世界」配信
JPIC ONLINE(出版文化産業振興財団のインターネット配信)で夏目康子さんが以下の連続講座を受け持ちます。
■半那裕子さんが「第89回独立展」に出展
六本木の国立新美術館で10/19〜31(休館日10/25)に開催される「第89回独立展」に、半那裕子が今年もアリスをテーマにした作品を出展します。作品名は「ばかばかしいお茶会」。150号(224cm×182cm)の大作です。
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■朝日新聞に西村光雄さんの投稿が掲載
朝日新聞7/27(水)朝刊の「声」のページ(p.12)で「私の自由研究」をテーマに募集した原稿の中から、「古典文学に分け入り『植物採集』」と題する西村光雄さんの投稿が採用されました。「風土記」「続日本紀」などの古典文学に登場する植物や、「不思議の国のアリス」などのキャロルの著作に現れる生き物を「採集」してまとめていることを紹介しています。 (再掲)
(下笠徳次)
■吉本和弘さんが『美しき汚れの記号論』を電子出版
吉本和弘さんが2015年に出版した『美しき汚れ:アーサー・マンビーとヴィクトリア朝期女性労働者の表象』(春風社)を、『美しき汚れの記号論:アーサー・マンビーとヴィクトリア朝期女性労働者の写真』(22世紀アート)と改題してKindle版電子書籍で出版した。
弁護士であり詩人のアーサー・マンビーと、最下層の雑役女中ハナ・カルウィック。19世紀後半のロンドンを舞台に、この二人の階級を超えた愛にスポットをあてながら、最新技術であった写真が当時の人々に与えた影響や社会の底辺を支えた労働者階級の実態、そしてヴィクトリア朝文化の精神性を、二人の愛の行方と共に労働や階級、ジェンダーという視点から考察した作品。 (再掲)
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■『ギネスの国のアリス』
Andy Malcolm and George Walker著 Alice's Adventures in Guinness 1929-1965(Cheshire Cat Press(Toronto, Canada)刊、2021、600ドル)が発刊されました。Brian Sibley氏と著者二人のサイン入り豪華本。限定42部です。
ビール醸造会社のギネスは1929年から1965年まで、『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』の登場人物を広告に使っていました。この本は実際に使われた新聞広告などを集めて紹介しています。アリスが着ている服の色はピンクや赤色が多いのですが、年代によっては服の色が黄色や白色、そして1936年と1948年にはブルーでした。Brian Sibley氏(イギリスのルイス・キャロル協会会長)が巻頭言を執筆しています。
(門馬義幸)
■すみ くにかね訳・画『不思議の国のアリス』発売
舞台背景画の絵師すみ くにかね氏の翻訳・挿絵になる再話『不思議の国のアリス』(新潮社、1,650円)が発売になった。新潮社図書編集室に委託した自費出版。 (再掲)
(門馬義幸)
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■高橋康也・高橋迪訳『不思議の国のアリス : ヴィジュアル・詳註つき』新装版刊行
1988年に出版された河出文庫の高橋康也・迪訳『不思議の国のアリス』が改題して、上質紙使用もそのままに新装版で刊行された(河出文庫、880円)。表紙折り返しには訳者ふたりの紹介が付け加えられている。高橋迪さんがフルネームの記載に改められたのも画期的。 (再掲)
(佐藤正明)
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■『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』
ミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマによって設立されたグラフィック・デザイン・スタジオ「ミナリマ」は、ワーナー・ブラザース映画「ハリ ー・ポッター」および「ファンタスティック・ビースト」シリーズのグラフィックデザイナーとして名高いが、このほかにもThe Jungle Book、The Wonderful Wizard of Oz、Beauty and the Beast、Peter Pan、The Adventures of Pinocchio、The Little Mermaidなど数多くのミナリマ・クラシック・シリーズを手掛けている。そのシリーズで今回初めて翻訳されたのが、2019年に発刊されたアリス2作の合本『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』(小松原宏子訳、静山社、6,380円)。ミナリマによるフルカラーの仕掛けイラストが楽しめる。完訳版。
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■ムック『ルイス・キャロルとアリスの不思議な世界 じゃばらポーチBOOK』
テニエル画のじゃばらポーチが付録に付いた標記ムックが発売された(宝島社、2,310円、24ページ)。
(安井泉)
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■『アリス-へんてこりん、へんてこりんな世界-』
ニューズレターNo.152(Summer, 2021)で、ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム「アリス展」Alice: Curiouser and Curiouserとのタイアップ書籍として紹介したものが、森アーツセンターギャラリーにて開催されている「アリス-へんてこりん、へんてこりんな世界-」の公式書籍として翻訳出版された(玄光社、3,410円)。
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■中島京子『ワンダーランドに卒業はない』
『小さいおうち』の直木賞作家中島京子の児童文学エッセイ集『ワンダーランドに卒業はない』(世界思想社、1,760円)が出版されました。第7章で『鏡の国のアリス』を紹介しています。取り上げているのは昔懐かしい和田誠によるイラストレーションを載せた岡田忠軒訳の角川文庫。『不思議の国』について、三月うさぎをアリスが追いかけていったと書いているのは記憶違いでしょうか。子どもの頃に読んだ体験に立ち戻って作品を見直しているところは好感が持てます。
(三村明)
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■北澤平祐挿絵の『不思議の国のアリス 鏡の国のアリス』が発刊
北澤平祐挿絵の『不思議の国のアリス 鏡の国のアリス』(講談社、2,090円)が11月10日に発売になる。アリス2作の合本で、翻訳は講談社青い鳥文庫の高杉一郎による。
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★イラストレーター田村セツコ著『白髪の国のアリス』発刊
ポプラ社こども世界名作童話8『ふしぎの国のアリス』(矢崎節夫・文、1987)で挿絵を描いている田村セツコさんがエッセイ集『白髪の国のアリス〜田村セツコ式 紙とえんぴつ♡健康法』(集英社、1,980円)を出版しました。出発記念として原宿の喫茶店や紀伊国屋書店や他の本屋さんでもイベントを開催しています。80歳を超える田村セツコさんが、描くアリス楽しみです。えんぴつ健康法。高齢になって楽しく過ごしたり健康的な生活ができるようにというアドバイスが散りばめられています。
(竹田洋子)
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■ディズニー・チャンネルのアニメ「アリスとふしぎのくにのベーカリー」
有料放送ディズニー・チャンネル(BS256)の番組です。映画「ふしぎの国のアリス」にインスピレーションを受けたアニメーションシリーズ。ひいおばあさんの魔法がかかった料理本を譲り受け、「ふしぎのくにのベーカリー」でお菓子やパン作りに奮闘するアリス。親友の白ウサギのファーギー、おかしな友達のハッティ、ハートのプリンセスのローサなど仲間たちと一緒に、食べ物は自分を表現することができ、友だちや家族を結びつける力があることを学びます。土曜・日曜の9:30から放送。 (再掲)
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■新 美の巨人たち ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」
テレビ東京の9月3日(土)22:00放送「新 美の巨人たち」では『不思議の国のアリス』を取り上げ、その作品の魅力の一端を担う42枚の挿絵にスポットを当てた。キャラクターたちの緻密な線や陰影が木口木版と呼ばれる超絶技巧で描かれていることに着目し、デザイナーとしても活躍する篠原ともえがアリスの美に迫る。BSテレ東(BS171)で9月10日(土)23:30に再放送された。
(佐藤正明)
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■シュヴァンクマイエル監督の「アリス」がチェコ語・英語完全版Blu-rayで発売
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「アリス」HDニューマスターがチェコ語完全版・英語完全版同時収録でブルーレイ化。日本語字幕付き。 (再掲)
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■サヴィル・クラークのミュージカル『アリス・イン・ワンダーランド』を再現上演
サヴィル・クラークがキャロルの協力を受けながら上演した1886年のミュージカル『アリス・イン・ワンダーランド』をケント大学が2020年に再現上演し、その動画を見ることができます。ロックダウン前に録画された映像です。ここで上演されているのは「不思議の国」のエピソードからなる第1部のみで約1時間ほどの動画です。以下のリンク先でお楽しみください。
(三村明)
YouTubeへリンク
■YouTubeから、アリスに関する3つの動画です。
☆ルイス・キャロルとアリス・リデルの絵を鉛筆で描いていく工程が示されています。
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☆テニエルが描いた不思議の国のアリスの公爵夫人の絵のモデルは、クエンティン・マサイスの絵「醜女の肖像」と言われています。それについて山田五郎が解説しています。醜い顔の絵は誇張した風刺画なのか、実在のものかという両方の説について述べています。
YouTubeへリンク
☆ディズニーのアニメ「ふしぎの国のアリス」のチェシャ猫のイラストを、ハロウィンのカボチャ風にアレンジした描き方をデモンストレーションしています。
YouTubeへリンク
(栗田研)
■聖徳大学収蔵名品展「不思議の国のアリス−イギリス児童文学の夜明け−」
聖徳大学(千葉県松戸市岩瀬550)で標記のアリス展が開催されています。
■ブラジルでのアリス展
海外会員のAdriana Pelianoさん(ブラジル・ルイスキャロル協会会長)から、アリス展(7月5日〜29日)が開催されているとのメールが届きました。Adrianaさんご自身も企画に関わっています。『鏡の国のアリス』出版からほぼ150年を記念しての展示会で、「鏡を通り抜けるアリス」をテーマに世界中から選出された70人のアーティストの作品100点が紹介されています。日本人画家も建石修志氏、北見隆氏、ひらいたかこ氏の作品が展示されています。海外会員であるMark Bursteinさん(北米ルイス・キャロル協会名誉会長)も協力しています。
作品は以下のサイトで紹介されています。 (再掲)
(門馬義幸)
Alicenationsへリンク
Carrollsday2022へリンク
■アリスの国の不思議なお料理会
ジョン・フィッシャー作『アリスの国の不思議なお料理』(開高道子訳)のレシピを実際に創って、みんなで味わうお料理会「アリスの国の不思議なお料理会」が今年も7月4日(月)にGalleria Caffe U_U(ガレリア カフェ ユー )で開催されました。今回のメニューは以下の通りです。
■朝日カルチャーセンター新宿教室の講座「「アリス」の世界と好奇心」(9/17)
朝日カルチャーセンター新宿教室で9月17日(土)に講座「「アリス」の世界と好奇心〜不思議の国のルイス・キャロル〜」を開催。講師は坂井邦嘉氏。Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。受講料は、会員 3,300円 一般 4,400円。他に設備費165円。 (再掲)
(栗田研)
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■宮藤官九郎による新作歌舞伎『唐茄子屋〜不思議国之若旦那』を中村勘九郎と中村七之助が上演
平成中村座が4年ぶりに浅草に帰還し、古典落語『唐茄子屋政談』をベースにした宮藤官九郎の新作を上演する。吾妻橋から浅草寺あたりの狭いエリアを、若旦那が右往左往する人情噺。そこに『不思議の国のアリス』の要素をちりばめた人情喜劇とのこと。日程は2022年10月・11月。
(門馬義幸)
■土人形「双子のアリス」(天野こうゆう作)
よくこのページに情報を頂く谷中の「古今東西雑貨店イリアス」さんで、天野こうゆう(坊さん玩具工房)作の土人形「双子のアリス」が販売されています。下記サイトの上から4番目ぐらいにある新作。通販でも販売しています。
(門馬義幸)
イリアスの坊さん玩具工房へリンク
■岡山のスイーツ工房アリス
岡山のケーキ屋さん「スイーツ工房アリス -Alice-」(岡山市北区大和町)は、店内もラッピングもアリスの雰囲気にあふれています。店の場所はJR津山線で岡山駅から1駅の法界院駅のすぐそば。ケーキはオンラインショップでも購入できます。 (再掲)
(谷中の「古今東西雑貨店イリアス」さんから門馬義幸さんに届いた情報です)
スイーツ工房アリスへリンク
■花王の入浴剤バブにアリスのパッケージ・デザイン
アリスのパッケージ・デザインの花王バブがウエルシア、イオン限定で販売されている。「花王 バブ 不思議の国のアリス 12錠」。 商品説明は「お風呂で楽しむ物語の世界 「不思議の国のアリス」 好奇心いっぱいの少女が、夢と幻想の世界に迷い込むユーモラスな冒険物語。印象的な4つのシーンで楽しめる入浴剤です」。柊有香さんというイラストレーターのイラストです。通販でも、ウエルシア公式通販サイトのほかYahooのPayPayモールや楽天市場のウエルシアでも販売されている。
(これも「古今東西雑貨店イリアス」さんから門馬義幸さんに届いた情報です)
■アリスのタロット
神保町の文房堂のタロットコーナーで2種類のアリスのタロットが販売されています。Tarot in WonderlandとWONDERLAND TAROTです。いずれもニチユー株式会社が扱っているタロットです。
(門馬義幸)
アマゾンでも取扱い1
アマゾンでも取扱い2
■清酒に『不思議の国のアリス』の白兎のラベル
新潟の清酒「妙高山 純米吟醸リッチハート」(1.8L 3,443円、720ml 1,721円)がリニューアルして2022年版発売中。ラベルが「Christal ART」デザイナー堀田真澄さんが描いたラッパを吹く白兎なった。
(門馬義幸)
★市川園のプレミアムに白ウサギ柄のトートバッグ
静岡・お茶の市川園は、通販利用時のプレミアム・グッズとして白ウサギのポイント柄のついた黒のトートバッグをプレゼントしている。10月31日まで。市川園のアリス柄のプレミアムは人気があるようで、これまでのトートバッグ、エコバッグ、ミニバッグ、マルシェバッグなどがメルカリによく出ている。
(門馬義幸)
★『月刊 MOE(モエ)』定期購読者にヒグチユウコ描きおろしオリジナルトートバッグをプレゼント
『月刊 MOE(モエ)』を定期購読している方および定期購読を新規申込みする方全員にヒグチユウコ描きおろしオリジナルトートバッグをプレゼントとのこと。今年はアリスと白うさぎのイラストが入ったA4サイズのトートバッグです。くわしくは下記サイトで。
(これも「イリアス」さんから門馬義幸さんに届いた情報です)
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